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あなたに綴る。とあるブログの黙示録

 

プレミアムフライデーで月末の金曜日3時退社とかバカなの?

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あ〜腹立たしい、言葉が悪いタイトルで申し訳ありません

プレミアムフライデーに関する記事を見てほんとに激おこです

この気持ちに対する衝動が押さえきれませんでした

私が読んだのは下記の記事です

来年の2月から消費行動の喚起や長時間労働に対する施策として、月末の金曜日に午後3時に会社を出社しましょうというプレミアムフライデーに関する内容が書かれています

headlines.yahoo.co.jp

プレミアムフライデー月末の金曜日に午後3時に退社について

電通の過労死事件の影響や働いている方の消費行動を広める為の施策だと思うんですが、単純に月末の金曜日に15時退社にしましょう

それでいったいどれだけの企業が実施出来るんですか

やるべき仕事の量がそのままで時間だけ早く上がってねというのでは絶対に何も変わらないですよ。こんな事の為に政治家に対して税金納めているんですか私達は、、

本当に民間の会社員の実情を見ているのかと思ってしまいます

プレミアムフライデーで仮に午後3時に退社という事は月間25日勤務だとすると

1日7,2分仕事を短くする事が出来れば月に180分程度の時間を削減出来る計算です

私達一般の人達の一番の時間を使う部分はどこでしょうか、例えば都内の平均通勤時間は1時間くらいだと思います。どの企業も交通費は出すけど家賃補助がある訳ではないですよね、その為人によっては家賃代を浮かせる為に1時間半以上掛けて通勤している方もいます

そんな中「交通費」はどこでも出るんですよ、なのに家賃補助は出ない

会社から30分圏内の場所に住んだ際の家賃補助を出す、その代わりに交通費は削減するという方法でも月に30分x25日=750分の労働者の時間を削減する事が出来ます

ぱっと考えただけでもこういう方法もあるのではと思ったのですが、いくらなんでも月末の金曜日3時間早く帰ってね、それでやることやってるからねって言うのはあまりにも小学生の足し算で経済政策やってるんじゃないんですよ

プレミアムフライデーのニュースに対する一般の方のコメント

プレミアムフライデーのニュースにはこんなコメントも書かれていました

給料後ってことで月末なんだろうけど、月末月初はどこも忙しいって知らないんですかね? 一部の企業だけが楽しめる制度なんて定着するわけないよね。この制度によって給料が下がる人だっているんだから。現場を知らないおじさんたちの机上の空論にすぎない。

 

そんな程度で消費が上向く訳がない。

 

単身赴任者からすれば便利な制度だと思いますが、月末・月初なんて いちばん忙しい時は無理でしょう。それに、消化しきれない年次休暇もたくさんあるし、実現しても定着は難しいかも公やっぱり考えがずれてますよねー

 

公務員だけは早帰りできるでしょう 役所とかも早じまいになって、困るのは一般国民だけ そして来年も公務員だけ給料アップするでしょう

 

そもそもそんな制度した ところで中小企業が導入 できるわけがない。 裕福企業のエゴ企画だろ まったく意味がない。

 

役所は金曜3時に終わる分、日曜の半日開けてほしい。 平日仕事の人が当然多いから、 役所絡みの各種手続きがしやすくなると思うし、 たまには役所もそういうしわ寄せを受けた方がよい。

皆さんコメント欄に厳しい事を書かれていますがこれが一般の民間人の普通の意見だと思いますよ、月末の金曜日午後3時に退社するプレミアムフライデーやるわで出来る簡単な問題じゃありません

普段ホワイトな大企業であればともかく日本の中小企業では難しいでしょう

日本の中小企業の割合を知ってるのでしょうか?150万社で日本全体の99,2%ですよ?

コメント欄にこれだけの意見が短時間に数千付くのも分かる気がします

そもそも政治や経済に関わっている人達に優秀な人がいない問題

こちらのリンク先をぜひ読んで頂きたいのですが

グロースハッカーと言う高い知能と戦略的なマーケティング技術を持っている人材を大統領選の陣営に招き入れその結果、潜在的な顧客へのリーチと革新的な結果を出す事に成功した内容になっています

グロースハッカーの名前が知れ渡ったのは、2012年のアメリカの大統領選でした。 共和党のミット・ロムニー陣営は、スタートアップでグロースハックの実績のあるアーロン・ジーンに招き入れ、グロースハックをかなりヘビーに実行しました。(ジーンのチームは数時間サイクルで、ABテストやWebサイトデザインの変更を実施)その結果、1億8000万ドルの献金を集めることに成功しました。

【中略】

グロースハッカーは、従来的なマーケティング担当者とは異なり、プロダクトについても深く理解する必要があります。(エンジニアであることが理想ですが、必須でははありません)ライアン・ホリデイは、製品開発とマーケティングを完全に別のプロセスとして行う方法はもう古いと、著書 “Growth Hacker” で説いています。

ちょうど今朝方グロースハッカーの記事を読んでいたのですが、ある程度の大きな物ごとを動かす時にどの様な施策をすればその人達の気持ちを動かし、結果に繋がる様に心理的な導線を貼れるのかいまの会社の現状を変えるには、民間の会社の偽証した勤務時間や休日、心身の状態を参照するのではなく匿名でもいいので実際にどれくらいの時間働いていてどれくらい休日を取っていて、そしてどれくらい余暇に当てられる時間があるのかなどを詳細に知って行く必要があります

年代ごとにその割合や実際の年収、貯蓄の割合、勤務時間にのみならず通勤時間やその間にどんな時間の過ごし方をしているのか、休憩時間には外食なのかコンビニなのか、弁当なのかそんな些細な事も含めて分析して施策に反映させる必要があります

「だのに3時間勤務時間を削減します、さあやりましょう」ってギャグすか、年末の流行語大賞狙ってたんですか?

自分達に出来ない事は出来る頭脳を持っている人に頼む

本当に脱帽する様な、絶句する様な考えを持っている天才はいます

それは日本に限らずアメリカにいるかもしれないし、カナダやドイツなどの国かもわかりません

私が思うのは今の政治家の人達が仮に考える事が出来ないのであれば、出来る頭を持っている0,00001%の天才を月に1000万$でひと月だけ雇えばいい話だと思うのです

これまでにまったく手の付けられなかって施策をどうやって成功させるのか、それを考えて成功させる事は出来ると思いますよ

月に1000万$(10億)が高いと思う人もいるかもしれませんが日本全体の消費金額279兆(2011年消費者庁調べ)を考えれば

消費行動が数%でも変わるのであれば10億なんていうのはそこまで大きな金額ではありえません

出来ない人が100人集まって1年顔を付き合わせるより、どう転んでも他の人が真似できない様な天才の1ヶ月の考察の方が遥かに有意義な結果を生み出すでしょう

今回の「プレミアムフライデー」を見ていたらそれは明白だと思いますよ

最後に 

私はブログという場を通してかなりの人数、色々な方を見てきましたが実際に仕事場がブラック企業で仕事が続けられなくなってしまった方や、ホワイト企業でも考え方が偏っている様な会社もあって仕事を休職、気付いたら会社に居場所が無くなってしまったという方を多く見掛けて来ました

鬱の症状が出てしまった方もいますし、金銭的に苦しんでいる方もいます、会社や上司からの圧力でまいってしまった方もいます

いつもそういうのを見て本当に悲しくなるんです

いま本当にやるべき事は電通事件ではないですが45時間という労働基準法で心身共に健康な状態で仕事に取り組める時間と言う残業の上限を遥かに越えている会社もあります、そういった企業に対してしっかりと就業時間の記録を取らせ、法律や匿名の内部調査でしっかりと現状を把握する事、そして行き過ぎた企業優位の就業状況を本来あるべき企業と労働者の対等な関係を戻す事が急務だと思います

会社で仕事をするという事は本来「健康でよりよい生活を送る為に仕事をしている」訳なんで、こんな状態を放置しているのは政治や経済政策に関わる上の方々は仕事を怠慢していると言われても仕方が無い状態だと思います

もし出来ないのであれば出来る人がその場所に座れる様に道を整える事、民間人の悲痛な叫びに対して本気で耳を傾ける事が何よりも肝要な事では無いでしょうか

 

日本人のGDPが上がらない理由を知りたい方はこちらの書籍も参考に

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