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クックパッド佐野陽光氏インタビューから見るメディアの真価が問われる時

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皆さんはクックパッドというサイトをご存知でしょうか?

男性の読者の方はIT業界の関係者でもないとあまり話を聞かないかもしれないのですが、女性にとっては3人に1人が使っていると言われる程に利用されている大きな料理の作り方を掲載しているコミュニティサイトです

このサイトでは主婦の方が自分の作ったレシピを写真と文章を使って載せて他の人に見て貰う、投稿者にリクエストをしたり、他の投稿者の料理を見て自分でも使って楽しむ事が可能です

実はこのクックパッドの代表のインタビューなどを調べていくとなかなか面白い経緯を知る事が出来ます、確かもう上場して会長職としてすでにのんびり海外の事業に携わったりしていたのかなと思うのですが、このクックパッドが成功する迄の道のりは想像以上に厳しい物でした

クックパッドというのはCGMといわれるサイトで利用者がコンテンツを登録して、そのコンテンツを他の利用者が使うと言うサイクルが存在します

言ってみればQ&Aサイトの様な物ですね

ですがこのCGMというのは大きな障壁が存在していてそのサイトにコンテンツを拡充してくれるユーザーがいなければそれ以上大きくなる事が出来ない、ある程度の規模感が出て広告などを販売する事が出来なければ運営上収益的に難しい部分が存在すると言う事です

このクックパッドは8年頃迄なのかなほとんど黒字にはならずぎりぎりの所でやっていたという話です、なんでもサーバー代が払えなくてSEO順位を上げない為に逆SEOをする施策を行っていた時代があるのだとか

佐野陽光さんは初期の頃はまぐまぐ(その当時全盛だったメルマガの会社)でアルバイトをしていたとか言う話は面白いなと思いました

佐野陽光氏の経歴を見ているとどうしてそこにいたったのか見えて来る物もあります

佐野陽光 

東京都生まれ。小学校時代で、コンピュータ「MSX」を買い、「FM77AV」に触れる機会を持つ。 建設会社に勤めていた父親の転勤により、シンガポールで8年、米国ロサンゼルスで4年間を過ごし、ロサンゼルスの高校を卒業した。長期の外国暮らしにおける不自由・不規則な食生活や生活習慣がきっかけで、食の大切さや料理が家族を幸せにするという信条を持つに至った。帰国後の1993年、慶應義塾大学環境情報学部入学。 1997年、慶應義塾大学環境情報学部卒業。就職せずに、同年10月にクックパッドの前身となる「有限会社コイン」を神奈川県藤沢市にて設立。立ち上げ当時はまぐまぐでアルバイトしていた。1999年、「kitchen@coin」から「クックパッド」へサイト名を変更。2009年、東京証券取引所マザーズへ上場。2011年、東京証券取引所1部に上場。 毎朝5時には起きて仕事に就く。大学では、「スバル360」の改造や、スクーターの電動化などの実験を行っていた。機械やコンピュータの知識があり、エンジニアの採用を積極的に行っている。

 そう元々は慶応義塾大学に通うというエリートコースを進んでいました、インタビューを聴いているとその彼がなんで起業の道を歩き始めたのかを知る事が出来ます

彼は人の笑顔を作る様な事業がしたいと笑顔の素敵な坊主頭で話していました

そんな中で人の毎日必ず食べる事について注目し事業を始めたのです

当時はほんとうに食ってく事が出来なくて大変だったそうでしたが、アメリカに留学していたのもあり日本ではどんなに知っても食べる事が出来なくて死ぬ事はないと話していたのが、やはりアメリカにいたからこその考え方なんだと思います

【私が思うクックパッドが成功した理由】

また彼がクックパッドで成功した理由をあらためて考えて見ると面白いのかもしれません、彼は8年くらいの年月を掛けて事業を軌道に乗せたのですがその8年が長い。

もし誰でも3年で結果が出るって分かっているなら他の競合も出て来るのでしょうが、それだけの時間を掛けて作った物ですからなかなか資金的にも労力的にも真似する事は難しいでしょう、もし仮に8年の歳月があればクックパッドはその先に行っているでしょうから遠回りの様で王道を行ったと言えるのかもしれません

2014年はバイラルメディア、2015年はキュレーションマガジンと来て2016年がどんなメディアが出て来るのか一部では注目されていますが本当の意味で数年後の勝者になるのは今現在泥水を啜っている人間なのかもしれません

 

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